48D039|第48回 救急救命士国家試験 過去問
60歳の男性。入浴後、1時間経過してもあがってこないため息子が見に行くと、浴槽内のお湯に顔面まで浸かった状態だったため救急要請した。 救急隊到着時観察所見:浴槽から出され洗い場で息子が胸骨圧迫を行っていた。初期評価では脈拍は触知でき、呼吸停止と判断した。 まず行う対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.バッグ・バルブ・マスク換気
この問題のポイント
浴槽での溺水で救出後、初期評価で脈拍は触知できるが呼吸が停止している傷病者には、直ちにバッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸を行います。
解説
溺水では低酸素が心停止の原因となるため、呼吸停止の段階で速やかに人工呼吸を開始して酸素化を回復させることが最も重要です。脈拍があるので胸骨圧迫は不要で、息子が行っていた胸骨圧迫は中止して換気に切り替えます。除細動パッドは心停止時に装着し、浴槽からの搬出はすでに済んでいます。頸椎保護は飛び込みなどの受傷機転がなければ必須ではなく、まず換気を優先します。
選択肢の確認
1.頸椎保護:飛び込みなどの受傷機転がなく優先されません。
2.傷病者の搬出:すでに洗い場に出されています。
3.胸骨圧迫の継続:脈拍があり不要です。
4.除細動パッドの装着:心停止ではありません。
5.バッグ・バルブ・マスク換気:呼吸停止に対する最優先の処置です。正答です。
覚えるポイント
「溺水=低酸素が本態→呼吸停止なら直ちに人工呼吸、心停止ならCPR(人工呼吸を重視)」。