第49回・2026年
49B024|第49回 救急救命士国家試験 過去問
高濃度酸素投与による合併症に注意を要する疾患はどれか。1つ選べ。
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正解1
正答
1.肺気腫
この問題のポイント
肺気腫では高濃度酸素で呼吸が弱くなるCO2ナルコーシスを起こすことがあるので、答えは1です。他の疾患では高濃度酸素の合併症は問題になりません。
解説
肺気腫はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の一つで、長年の喫煙などで肺が壊れる病気です。
COPDの傷病者は、ふだんから二酸化炭素(CO2)がたまっています。
そのため「酸素が足りない」ことが呼吸の刺激になっています。
高濃度の酸素を与えると、この刺激がなくなって呼吸が弱まり、CO2がさらにたまります。
CO2がたまると意識障害が起こります。これがCO2ナルコーシスです。
酸素はSpO2 88〜92%を目標に調節しますが、低酸素のときは酸素投与をためらいません。
選択肢の確認
1.肺気腫:CO2ナルコーシスに注意が必要です。正答です。
2.過換気症候群:酸素投与による合併症はありません。
3.急性気管支炎:高濃度酸素の合併症の心配はありません。
4.急性喉頭蓋炎:高濃度酸素を投与して構いません。
5.肺血栓塞栓症:高濃度酸素を投与して構いません。
覚えるポイント
「COPD=高濃度酸素でCO2ナルコーシス、SpO2 88〜92%を目標」。
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