49D005|第49回 救急救命士国家試験 過去問
30歳の男性。工場でプレス機械に胸部を挟まれ、同僚が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS100。呼吸数24/分。脈拍112/分、整。血圧140/80mmHg。SpO2値95%。プレス機械からの救出に5分を要したとのことである。 この傷病者の顔面の観察で認められるのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.眼瞼結膜点状出血
この問題のポイント
プレス機で胸部を数分間挟まれた傷病者は外傷性窒息を起こしており、顔面・頸部のうっ血と眼瞼結膜や顔面の点状出血がみられます。
解説
胸部が強く圧迫されると胸腔内圧が上昇して上大静脈から頭頸部へ静脈血が逆流し、顔面のうっ血と腫脹、眼瞼結膜・顔面・頸部の点状出血(溢血点)、眼球結膜下出血が生じます。眼球突出を伴うこともありますが、選択肢の中で最も特徴的で確実にみられる所見は眼瞼結膜の点状出血です。眼球陥凹は眼窩吹き抜け骨折、眼球結膜黄染は黄疸、眼瞼結膜蒼白は貧血の所見です。
選択肢の確認
1.眼球陥凹:眼窩吹き抜け骨折の所見です。
2.眼球突出:外傷性窒息でみられることはありますが、特徴的所見は点状出血です。
3.眼球結膜黄染:黄疸の所見です。
4.眼瞼結膜蒼白:貧血の所見です。
5.眼瞼結膜点状出血:外傷性窒息の特徴的所見です。正答です。
覚えるポイント
「胸部圧迫=外傷性窒息→顔面うっ血・眼瞼結膜の点状出血、肺挫傷の合併に注意」。