49D039第49回 救急救命士国家試験 過去問

5歳の男児。家族と一緒に海水浴に来ていて急に姿がみえなくなったため、家族が救急要請した。現場到着後、海中から引き揚げられた傷病者と接触した。 救急隊到着時観察所見:呼びかけに反応しない。自発呼吸を認めない。脈拍50/分、微弱。 直ちに行うべき対応はどれか。1つ選べ。

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正解: 1

正答

1.人工呼吸

この問題のポイント

溺水した小児で反応がなく自発呼吸を認めないが脈拍(50/分・微弱)が触知できる場合は、呼吸停止として直ちに人工呼吸を開始します。溺水の本態は低酸素であり、換気の回復が最優先です。

解説

小児の心停止は低酸素が原因であることが多く、脈拍が60/分未満で循環不良があれば気道確保と人工呼吸をまず行い、改善がなければ胸骨圧迫を加えます。本例は脈拍50/分で微弱ですが触知できるため、まず有効な人工呼吸で酸素化を回復させます。AEDや静脈路確保は心停止の判断後や必要に応じて行い、腹部突き上げ法は気道異物への処置で溺水には行いません。

選択肢の確認

1.人工呼吸:呼吸停止で脈のある小児に最初に行う処置です。正答です。
2.胸骨圧迫:まず人工呼吸を行い、脈が60/分未満で改善しなければ加えます。
3.AED装着:心停止の判断後に行います。
4.静脈路確保:優先されません。
5.腹部突き上げ法:気道異物の処置で、溺水には行いません。

覚えるポイント

「溺水・小児の呼吸停止=まず人工呼吸(低酸素が原因)、脈60未満で改善なければ胸骨圧迫」。

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