72PM63|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第72回

食道静脈瘤の原因で最も多いのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

食道静脈瘤は門脈圧亢進による門脈―体循環側副血行路の拡張です。

解説

肝硬変で肝内血管抵抗が上昇すると門脈圧が亢進し、左胃静脈から食道粘膜下静脈を介して奇静脈系へ逃げる側副血行路が発達します。この蛇行・拡張した静脈が食道静脈瘤で、破裂すると致死的な上部消化管出血を起こします。

選択肢の確認

1

1.肝硬変

判定:正答(記述は正しい)。 肝硬変は肝内門脈抵抗を増して門脈圧亢進を生じ、食道静脈瘤の最も一般的な原因です。

2

2.腎不全

判定:正答ではない(記述は誤り)。 腎不全は水・電解質異常や尿毒症を生じますが、通常は門脈圧亢進の主因ではありません。

3

3.虫垂炎

判定:正答ではない(記述は誤り)。 虫垂炎は局所の急性炎症で、門脈―体循環側副血行の慢性拡張は生じません。

4

4.脾動脈瘤

判定:正答ではない(記述は誤り)。 脾動脈瘤は動脈系の局所病変で、門脈圧亢進による食道静脈瘤の一般的原因ではありません。

5

5.食道アカラシア

判定:正答ではない(記述は誤り)。 食道アカラシアは下部食道括約筋の弛緩不全と蠕動消失による運動機能障害です。

覚えるポイント

  • 肝硬変→門脈圧亢進→左胃静脈―食道静脈―奇静脈の側副血行です。
  • 食道静脈瘤破裂は大量吐血を来す緊急疾患です。

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