第19回・2017年

19AM010|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

統合失調症に特徴的な思路(思考過程)の障害はどれか。 a.連合弛緩 b.迂 遠 c.保 続 d.制 止 e.途 絶

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正解2

正答

(2)

この問題のポイント

統合失調症の思考過程では、観念同士の論理的つながりが弱まる連合弛緩と、思考や発話が突然止まる思考途絶が特徴的である。aとeの組合せを選ぶ。

解説

連合弛緩では話題の結び付きが理解しにくくなり、重くなると滅裂思考へ至る。思考途絶は会話の途中で考えが急に途切れ、本人が頭の中が空白になったように感じる現象である。迂遠は不要な細部を長く述べながら最終的には目的へ達する思考、保続は以前の反応を繰り返す現象で器質性脳障害などでもみられる。思考制止はうつ病で思考が進みにくい主観として代表的である。疾患に完全に特異的ではないが、設問が求める統合失調症の典型はaとeである。

選択肢の確認

1.「a,b」:aの連合弛緩は統合失調症に特徴的だが、bの迂遠は不要な細部を経ても最終的には目標へ達する思考で、本問の典型二徴には含めない。
2.「a,e」:aは該当し、eの思考途絶も会話中に思考が突然中断する特徴的所見なので正しい組合せである。
3.「b,c」:bの迂遠とcの保続は他の精神・神経学的状態でもみられ、本問の典型二徴ではない。
4.「c,d」:cの保続は器質性障害など、dの思考制止は抑うつ状態で代表的であり組合せが異なる。
5.「d,e」:eは該当するが、dの制止を統合失調症に特徴的な思路障害として組み合わせるのは適切でない。

覚えるポイント

統合失調症の形式的思考障害では、連合弛緩・滅裂・思考途絶を中心に、迂遠や保続、うつ病の思考制止と区別する。

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