第19回・2017年

19AM014|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

非弁膜症性心房細動での脳塞栓の再発予防で最も有効な治療薬はどれか。

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正解2

正答

(2)

この問題のポイント

非弁膜症性心房細動では心房内、とくに左心耳に血栓ができやすい。脳塞栓の再発予防は血栓形成を抑える抗凝固薬が中心となる。

解説

心房細動では心房が有効に収縮せず血流がうっ滞し、凝固系を介したフィブリン血栓が形成される。そのためワルファリンや直接作用型経口抗凝固薬を、塞栓リスクと出血リスクを評価して用いる。降圧は脳卒中全体の危険を下げるが、心房内血栓形成への最も直接的な再発予防ではない。血栓溶解薬は発症急性期に既存血栓を溶かす治療で、日常的な二次予防薬ではない。強心薬や抗不整脈薬で循環・リズムを調整しても、塞栓予防のための抗凝固が不要になるとは限らない。

選択肢の確認

1.「降圧薬」:降圧薬は高血圧管理に重要だが、心房細動由来の血栓を直接予防する第一選択ではない。
2.「抗凝固薬」:抗凝固薬は凝固カスケードを抑え、左心房内血栓と脳塞栓再発を防ぐため最も有効である。
3.「強心薬」:強心薬は心不全などで心機能を補助する薬であり、塞栓源となる血栓形成を十分に防がない。
4.「血栓溶解薬」:血栓溶解薬は適応条件を満たす急性期に使用し、長期再発予防として継続する薬ではない。
5.「抗不整脈薬」:抗不整脈薬で洞調律化を目指す場合も、塞栓リスクに応じた抗凝固判断は別に必要である。

覚えるポイント

心房細動の血栓はフィブリン主体なので抗凝固、動脈硬化性血栓で使う抗血小板薬との使い分けも押さえる。

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