20AM007第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

内科学

甲状腺機能亢進症の症状はどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

甲状腺ホルモンが代謝と交感神経反応を高めることから症状を判断します。代謝亢進によりエネルギー消費が増えるため、食欲が保たれていても体重減少がみられます。

解説

甲状腺機能亢進症では甲状腺ホルモン過剰により基礎代謝が上昇し、体重減少、暑がり、発汗増加、温かく湿った皮膚、頻脈、手指振戦、いらいらや不眠などが生じます。Basedow病ではびまん性甲状腺腫や眼球突出を伴うことがあります。これに対して甲状腺機能低下症では代謝が低下し、徐脈、乾燥した皮膚、寒がり、体重増加、眠気、思考・精神活動の緩慢化などを呈します。したがって選択肢のうち、亢進症の方向に一致するのは体重減少だけで、残りは典型的に低下症側の所見です。

選択肢の確認

1.「徐脈」は甲状腺機能低下症でみられやすく、亢進症では通常は頻脈になります。
2.「皮膚乾燥」は代謝低下に伴う所見で、亢進症では発汗が増え皮膚は温かく湿潤します。
3.「体重減少」は基礎代謝と熱産生の亢進を反映する典型症状であり正答です。
4.「寒がり」は熱産生が低下する甲状腺機能低下症の症状で、亢進症では暑がりになります。
5.「精神機能鈍麻」は低下症でみられ、亢進症では焦燥、易刺激性、不眠などの活動亢進が目立ちます。

覚えるポイント

甲状腺機能亢進症は「速い・暑い・減る」、すなわち頻脈、暑がり、体重減少です。低下症は「遅い・寒い・増える」に加え、皮膚乾燥と精神活動低下を示します。

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