21PM006|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
糖尿病の合併症でないのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
糖尿病の慢性合併症は細小血管障害の網膜症・腎症・神経障害と、大血管障害の動脈硬化性疾患が中心である。肺気腫は直接の典型合併症ではない。
解説
持続する高血糖は蛋白糖化、酸化ストレス、微小循環障害を介して網膜毛細血管、糸球体、末梢神経を傷害する。さらに高血圧・脂質異常等と相まって冠動脈、脳動脈、下肢動脈の動脈硬化を促進する。肺気腫は肺胞壁が破壊され空気腔が拡大する慢性閉塞性肺疾患で、最大の危険因子は喫煙である。糖尿病患者にも偶然併存し得るが、病態分類上の糖尿病合併症には数えない。
選択肢の確認
1.「網膜症」:網膜症は網膜の微小血管障害で、出血・虚血・新生血管から視力障害を来す。
2.「腎 症」:腎症は糸球体微小血管障害からアルブミン尿、蛋白尿、腎機能低下へ進む。
3.「末梢神経障害」:末梢神経障害は感覚低下、しびれ、自律神経症状などを生じる代表的三大合併症である。
4.「動脈硬化」:動脈硬化は糖尿病で促進され、心筋梗塞・脳梗塞・末梢動脈疾患の危険を高める。
5.「肺気腫」:肺気腫は主に喫煙関連の肺胞破壊で、糖尿病に特有の血管・神経合併症ではない。
覚えるポイント
糖尿病の三大合併症は「し・め・じ」=神経・眼・腎。大血管障害として動脈硬化も加える。