19AM020|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
鼻咽腔閉鎖を司る神経が出るレベルはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
鼻咽腔閉鎖を担う軟口蓋・咽頭筋群は主として迷走神経咽頭枝を介して支配され、その運動核である疑核は延髄にある。
解説
発話や嚥下時の鼻咽腔閉鎖では口蓋帆挙筋、口蓋咽頭筋、上咽頭収縮筋などが協調し、軟口蓋を挙上して咽頭壁との間を閉じる。これらの多くは咽頭神経叢を介する迷走神経支配で、疑核から出る運動線維が中心となるため脳幹の延髄レベルが答えとなる。三叉神経支配の口蓋帆張筋も補助するが、その存在から橋を選ぶ問題ではない。間脳・中脳・頸髄には鼻咽腔閉鎖筋群の主要下位運動ニューロン核はない。
選択肢の確認
1.「間脳」:間脳は感覚中継や自律・内分泌調節に関わるが、咽頭筋の主要運動核は置かれない。
2.「中脳」:中脳には動眼神経核などがあるものの、鼻咽腔閉鎖を主導する疑核はない。
3.「橋」:橋には三叉神経運動核があり口蓋帆張筋と関係するが、閉鎖全体の中心支配ではない。
4.「延髄」:延髄の疑核から迷走神経系の運動線維が出て、軟口蓋・咽頭筋群を支配する。
5.「頸髄」:頸髄は頸部・上肢などの運動に関与するが、脳神経性の鼻咽腔閉鎖支配レベルではない。
覚えるポイント
構音・嚥下の軟口蓋運動は「迷走神経―疑核―延髄」、口蓋帆張筋のみ三叉神経という例外を添える。