19PM065第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

注意欠陥╱多動性障害の特徴でないのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

注意欠如・多動症は小児期に始まるが、成人期に自動的に消失する障害ではない。多動性が目立ちにくくなっても、不注意、衝動性、実行機能の困難が残り、生活上の支障を生じることがある。

解説

ADHDの症状群は不注意、多動性、衝動性である。順番を待てず割り込む、外的刺激に注意を奪われる、課題を整理して完遂しにくいなどがみられる。疫学的には診断される割合が男児で高いが、女児の不注意優勢像が見逃される点にも注意する。ワーキングメモリや抑制、計画、時間管理などの実行機能の弱さを伴う例が多い。発達に伴い走り回る多動が内的な落ち着かなさへ変わるなど表現型は変化するが、一部では成人まで診断基準を満たす。

選択肢の確認

1.順番が待てない:特徴である。衝動性のため待機や会話の順番保持が難しい。
2.男児に多い:特徴として正しい。臨床・疫学上、児童期は男児の診断が多い。
3.成人期になると症状は消失:誤り。軽減や形の変化はあっても成人期まで持続し得る。
4.ワーキングメモリの障害:特徴になり得る。情報を保持して課題を進めることが難しい例がある。
5.他の刺激に注意がそれやすい:特徴である。不注意症状の代表的な行動所見である。

覚えるポイント

ADHDは「成長すれば必ず消える」ではない。多動の形が変わっても不注意・衝動性・実行機能困難が残り得る。

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