20AM075第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声障害

誤っているのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

音声障害の性差を整理します。小児声帯結節は大声・声の酷使が多い学童期男児に多く、女児に多いという記述が誤りです。

解説

喉頭癌は喫煙・飲酒などの危険因子と関連し、疫学的に男性に多い疾患です。変声障害、とくに変声後も高い声を用いる変声仮声は男性で問題となりやすいです。小児声帯結節は反復する大声や叫声による機械的刺激で声帯膜様部中央に両側性隆起を生じ、学童期では男児に多いとされます。嗄声が主症状で、声の衛生指導と発声行動の調整が基本です。心因性失声症は器質的病変で説明できない発声困難として女性に多い傾向があり、痙攣性発声障害も内転型を中心に女性に多いとされます。ただし個人の診断は性別で決めず、喉頭所見、聴覚印象、発声課題、経過から判断します。

選択肢の確認

1.「喉頭癌は男性に多い」は疫学的傾向として正しい記述です。
2.「変声障害は男性に多い」は変声仮声などの臨床傾向として正しいです。
3.「小児声帯結節は女児に多い」は誤りで、声の酷使が多い学童期男児に多いため正答です。
4.「心因性失声症は女性に多い」は報告される性差として正しい記述です。
5.「痙攣性発声障害は女性に多い」は内転型を中心とする疫学的傾向に合います。

覚えるポイント

小児声帯結節は学童男児、成人女性ではポリープ様声帯・心因性発声障害など性差を問われやすい病態がありますが、診断は必ず喉頭所見と音声評価で行います。

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