20PM009|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
うつ病の病前性格の特徴でないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
古典的にうつ病の病前性格として挙げられるメランコリー親和型の特徴を問います。秩序志向、勤勉、責任感、他者への配慮が中心で、単に人付き合いが悪い性格ではありません。
解説
メランコリー親和型性格では、秩序や規則を重視し、几帳面で仕事熱心、責任感が強く、他人との摩擦を避けようとします。役割や秩序が変化する状況では、従来どおりに責任を果たそうとして過度に負担を抱えやすいため、昇進、転勤、退職、出産などの環境変化が発症の契機になり得ます。したがって秩序を好む、環境変化に弱い、勤勉、責任感が強いという記述は整合します。「人付き合いが悪い」は、対人関係を重んじるという古典的特徴とは合わず、病前性格の特徴ではありません。なお病前性格は診断条件ではなく、すべての患者に当てはまるものでもありません。
選択肢の確認
1.「秩序を好む」はメランコリー親和型の秩序志向を示すため、特徴に含まれます。
2.「人付き合いが悪い」は典型的特徴ではありません。むしろ他者との調和や役割を重視します。
3.「環境の変化に弱い」は秩序や役割の変化への適応で負担を抱えやすい点から特徴に合います。
4.「勤勉である」は仕事熱心で義務を果たそうとする傾向を表し、典型的です。
5.「責任感が強い」も役割を過度に引き受けやすいメランコリー親和型の特徴です。
覚えるポイント
メランコリー親和型は「秩序・几帳面・勤勉・責任感・対人配慮」です。これは傾向の説明であって、うつ病の必須条件や患者への固定的評価ではありません。