21PM009第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

精神医学

統合失調症の治療について誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

統合失調症の安定期には薬物による再発予防と心理社会的支援を組み合わせる。洞察解釈を中心とする精神分析療法は、再燃や混乱を招き得るため標準的な有効治療ではない。

解説

急性期は幻覚・妄想・興奮を安全に管理し、抗精神病薬と支持的環境を中心にする。寛解後も再発率を下げるため維持薬物療法を続け、服薬教育、ストレス対処、SST、認知行動的支援、就労・生活支援を行う。自立支援医療(精神通院医療)は継続通院の自己負担を軽減する制度である。精神分析の自由連想や転移解釈は精神病症状への第一選択ではなく、患者の脆弱性に合わせた支持的・構造化された関わりを選ぶ。

選択肢の確認

1.「急性期の治療は薬物療法を中心に行う。」:急性期は安全確保と抗精神病薬による幻覚・妄想・興奮の軽減を中心に行う。
2.「病状の安定期には精神分析療法が有効である。」:安定期でも精神分析療法の深い解釈は標準治療でなく、構造化した心理社会的支援を用いる。
3.「リハビリテーションではストレスマネジメントや社会生活技能訓練を行う。」:ストレスマネジメントと社会生活技能訓練は再発予防・地域生活能力の向上に役立つ。
4.「病状が消えた後も再発予防のため長期薬物療法を維持する。」:症状消失後も維持療法を続けることで再発を防ぎ、自己判断による急な中断を避ける。
5.「通院治療を継続するために自立支援医療制度を利用する。」:自立支援医療制度は精神科通院・薬物療法等の費用負担を軽減し継続治療を支える。

覚えるポイント

急性期=抗精神病薬と安全、安定期=維持薬+SST・心理教育・生活支援。精神分析を第一選択にしない。

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