20PM064第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

自閉症スペクトラム障害の子供への支援について誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

自閉スペクトラム症の支援は、特性・発達水準・感覚過敏・興味が一人ずつ異なるため個別化します。集団全員へ同一プログラムを一律に設定するのは不適切です。

解説

支援では本人が成功できる課題設定と肯定的フィードバックにより自己効力感を高めます。訓練室でできた行動を家庭・園・学校へ般化するには、自然な日常場面、複数の相手・教材で練習し、家族や教員と方法を共有します。予定変更への不安や時間の見通しの難しさには、絵・写真・文字などでスケジュールを視覚化する構造化が有効です。要求を自発しやすいよう、好みの物を見えるが届かない場所へ置くなどコミュニケーション機会を作り、適切な要求手段を支えます。集団活動を用いる場合も目標、難易度、手掛かり、感覚環境を個別に調整すべきです。

選択肢の確認

1.「自己効力感の向上」は成功経験と主体性を育てる適切な支援目標です。
2.「集団で同一のプログラムを設定」は個別性を無視するため誤りで、正答です。
3.「日常場面に般化できる支援」は獲得技能を生活で使うため重要です。
4.「スケジュールを視覚的に示す」は見通しを高め不安を減らす構造化支援です。
5.「要求などを出しやすい機会を設定」は自発的コミュニケーションを促す適切な環境調整です。

覚えるポイント

ASD支援は「個別化・視覚化・構造化・般化・自発機会・成功経験」。集団参加と全員一律の支援は別物です。

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