20PM066第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

注意欠陥╱多動性障害で正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

ADHDでは抑制、作業記憶、計画、時間管理などの実行機能が障害されることが多く、不注意・多動性・衝動性の背景となります。

解説

注意欠如・多動症は発達早期から複数場面に不注意、多動性、衝動性がみられ、生活機能へ影響する神経発達症です。年齢とともに目立つ症状は変化しても、一部は成人期まで持続し、整理、期限管理、衝動統制の困難として現れます。学習障害や発達性協調運動症、反抗挑戦症などを併存することがあります。幼児期には落ち着きのなさや衝動的行動が目立ち、学童期に課題要求が高まると不注意が顕在化しやすくなります。診断は男児に多いと報告されますが、女児では不注意優勢で見逃されることにも注意します。

選択肢の確認

1.「成人期まで症状が移行することはない」は誤りで、成人期にも持続する例があります。
2.「学習障害の併存は少ない」は誤りで、限局性学習症などの併存は重要です。
3.「幼児期の問題は不注意」は一面的で、幼児期には多動・衝動性が目立ちやすいです。
4.「実行機能に障害があることが多い」は計画・抑制・作業記憶などの特性を正しく示すため正答です。
5.「学童期は女児に多い」は誤りで、診断上は男児が多い傾向です。

覚えるポイント

ADHDは不注意・多動・衝動性と実行機能の困難です。症状は成人にも続き得て、学習症の併存と女児の見逃しにも注意します。

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