20PM065|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
脳性麻痺で誤っている組合せはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
核黄疸ではビリルビンが大脳基底核などを障害し、アテトーゼ型・ジスキネジア型脳性麻痺の原因になります。失調型との組合せが誤りです。
解説
脳性麻痺は発達期の脳に生じた非進行性病変による運動・姿勢障害で、感覚、認知、てんかんなどを併存し得ます。痙性型では筋緊張亢進と異常姿勢が目立ちます。低出生体重児、特に早産児では側脳室周囲の白質が虚血に弱く、脳室周囲白質軟化症から痙性両麻痺を生じることがあります。重い周産期仮死は低酸素性虚血性脳症を介して運動障害に加え知的・感覚・てんかんなどの重複障害を来し得ます。核黄疸は淡蒼球、視床下核、脳幹核などに非抱合型ビリルビンが沈着し、アテトーゼ・ジストニアを主体とする型と結び付きます。
選択肢の確認
1.「姿勢異常―痙性麻痺」は筋緊張亢進と異常肢位がみられるため正しい組合せです。
2.「併存症―てんかん」は脳性麻痺でしばしばみられるため正しい組合せです。
3.「低出生体重児―脳室周囲白質軟化症」は早産児の代表的脳病変として正しい対応です。
4.「周産期仮死―重複障害」は広範な低酸素性脳障害で複数機能が障害され得るため正しい対応です。
5.「核黄疸―失調型」は誤りで、核黄疸はアテトーゼ・ジスキネジア型と関連するため正答です。
覚えるポイント
早産・低出生体重はPVLと痙性両麻痺、核黄疸は大脳基底核障害とアテトーゼ型、周産期仮死は重複障害と結び付けます。