21AM085第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

嚥下障害

嚥下障害の直接訓練(経口摂取訓練)における効果指標でないのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

直接訓練の効果は食形態、摂取量、むせ、食事時間など摂食安全と実用性で測る。食後の吃逆は関連し得ても標準的な効果指標ではない。

解説

経口摂取訓練では、どの硬さ・粘度を安全に食べられるか、必要量を口から摂れるか、食事中の咳・湿性嗄声・呼吸変化が減ったか、疲労なく妥当な時間で食べられるかを継続評価する。これらは訓練目標と直接対応し、食事条件の拡大や栄養摂取、自立度を示す。吃逆は横隔膜の不随意収縮による現象で、胃膨満や疾患・薬剤など多くの要因があり、食後に出たかどうかを直接訓練の一般的効果指標にはしない。肺炎、体重、栄養、水分など中長期指標も合わせる。

選択肢の確認

1.「食物形態」:食物形態がペーストからより通常食へ安全に拡大できたかは、嚥下能力と代償法の効果を示す。
2.「経口摂取量」:経口摂取量の増加は栄養・水分を口から確保する実用性を直接表す指標である。
3.「食後の吃逆」:食後の吃逆は原因が多様で、嚥下直接訓練の成否を一般的に判定する効果指標ではない。
4.「食事中のむせ」:食事中のむせの頻度・強さは気道侵入の臨床徴候として、安全性変化を追う直接的指標になる。
5.「食事の所要時間」:食事所要時間は効率、疲労、介助量を反映し、同じ摂取量を無理なく食べられるかを評価できる。

覚えるポイント

効果指標は安全性・効率・量・食形態・自立度。偶発的な症状一つでなく、訓練目標へ直接結び付く変化を選ぶ。

関連問題

21AM08421AM086
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)