21AM087|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
吃音の二次的症状でないのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
チックは独立した神経発達上の運動・音声症状で、吃音への反応として形成される二次的症状ではない。
解説
吃音の中核症状は音・音節の繰返し、引き伸ばし、阻止である。経験を重ねると、話そうとする際に顔面・四肢へ力を入れる随伴症状、吃音が起きると予想する予期不安、特定語や電話などを避ける場面回避、羞恥・焦り・恐怖など情緒性反応が二次的に形成される。これらは吃音への対処と学習歴により変化し、生活制限を強める。チックは突発的・反復的な運動または発声で、随伴運動と外見が似ることがあっても、吃音二次症状として定義しない。
選択肢の確認
1.「チック」:チックは独立した運動・音声チック症の症状であり、吃音への心理・行動反応としての二次症状ではない。
2.「随伴症状」:随伴症状は発話を押し出そうとして瞬き、顔面緊張、足踏みなどを加える二次的行動である。
3.「予期不安」:予期不安は過去の吃音経験から『また詰まる』と発話前に恐れる二次的な認知・情動反応である。
4.「場面回避」:場面回避は電話、自己紹介、特定語など吃音が予想される状況を避ける二次的行動である。
5.「情緒性反応」:情緒性反応には恥、焦り、怒り、不安などがあり、中核症状への反応として形成される。
覚えるポイント
中核=繰返し・引き伸ばし・阻止、二次=予期・回避・随伴・情緒。チックは外見が似ても別症候。