22AM075|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
反回神経支配でないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
喉頭内筋は輪状甲状筋を除き反回神経支配です。輪状甲状筋だけは上喉頭神経外枝の支配を受け、声帯を伸展・緊張させます。
解説
反回神経は迷走神経の枝で喉頭へ戻り、披裂筋、甲状披裂筋、後輪状披裂筋、外側輪状披裂筋など大部分の喉頭内筋を運動支配します。後輪状披裂筋は唯一の声門開大筋、外側輪状披裂筋と披裂筋は声門閉鎖、甲状披裂筋は声帯を短縮・弛緩させる方向に働きます。輪状甲状筋は甲状軟骨と輪状軟骨の角度を変えて声帯を伸ばし緊張させ、基本周波数を上げます。この筋への運動枝は上喉頭神経外枝です。上喉頭神経内枝は声門上の知覚を主に担うため、外枝との区別も必要です。
選択肢の確認
1.「披裂筋」は反回神経支配で、左右披裂軟骨を近づけ声門後部を閉じます。
2.「輪状甲状筋」は上喉頭神経外枝支配で、反回神経支配でないため正答です。
3.「甲状披裂筋」は反回神経支配で、声帯内筋を含みます。
4.「後輪状披裂筋」は反回神経支配で、声帯を外転させます。
5.「外側輪状披裂筋」は反回神経支配で、声帯を内転させます。
覚えるポイント
「輪状甲状筋だけ上喉頭神経外枝、その他の喉頭内筋は反回神経」が基本です。内枝は声門上知覚、反回神経は声門下知覚も担います。