第23回・2021年

23AM077|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

喉頭癌で喉頭全摘出術を受けた患者に勧めないのはどれか。

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正解2

正答

(2)

この問題のポイント

喉頭全摘後は永久気管孔が肺への唯一の入口となり、水が入ると直接下気道へ流入するため、水泳は勧めない。

解説

喉頭全摘後は鼻・口からの気道と肺が分離され、頸部の永久気管孔から呼吸する。水泳では顔が水面上でも気管孔が低い位置で浸水しやすく、少量の水も咳・呼吸困難・溺水へ直結するため避ける。入浴は気管孔を湯へ沈めず、シャワーガード等で水滴を防ぐ安全指導の下で可能である。散歩や外食は体力・嚥下状態に合わせて行え、会話も食道発声、電気式人工喉頭、シャント発声、文字等で再獲得できる。禁止だけでなく社会参加を支える具体策を説明する。

選択肢の確認

1.「入浴」:入浴は気管孔を水面より十分上に保ち、専用保護具等で水の流入を防げば可能である。
2.「水泳」:水泳は永久気管孔へ水が直接入り肺へ到達する危険が高く、通常勧めない。
3.「散歩」:散歩は呼吸孔の防塵・保湿や体力へ配慮しながら、健康・社会参加のため行える。
4.「会話」:会話は喉頭原音を失っても代用音声やAACを用いて可能で、訓練・機器選択を支援する。
5.「外食」:外食は食道再建や嚥下状態を確認しつつ可能で、気道分離により通常の誤嚥は起こりにくい。

覚えるポイント

無喉頭者の水の危険は口でなく永久気管孔から肺へ直結する点。入浴は対策、水泳は避け、他の活動は支援する。

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