23AM078第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

機能性構音障害

音と構音位置との組合せで誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

[dz]は舌端・舌尖を歯茎付近で閉鎖し、開放後に摩擦を作る有声歯茎破擦音で、硬口蓋音との組合せは誤りである。

解説

構音位置は主な狭め・閉鎖が作られる場所で決める。[m]は上下口唇を閉じる両唇鼻音、[k]は舌背と軟口蓋の閉鎖、[ɾ]は舌尖・舌端が歯茎へ一瞬接触する歯茎はじき音、[s]は歯茎付近に狭めを作る無声摩擦音である。[dz]は日本語ザ行等に現れる有声歯茎破擦音で、硬口蓋に舌前部を近づける[ɟ]等とは異なる。破擦音という構音様式と、歯茎という構音位置を別々に確認する。

選択肢の確認

1.「[m] ――― 両唇」:[m]は上下の口唇閉鎖と鼻腔通気で作る有声両唇鼻音なので正しい。
2.「[dz] ――― 硬口蓋」:[dz]は有声歯茎破擦音であり、硬口蓋との組合せが誤っている。
3.「[k] ――― 軟口蓋」:[k]は舌背を軟口蓋へ接触させる無声軟口蓋破裂音である。
4.「[ɾ] ――― 歯茎」:[ɾ]は舌尖が歯茎付近へ一度はじくように接触する歯茎はじき音である。
5.「[s] ――― 歯茎」:[s]は舌と歯茎部で正中溝の狭めを作る無声歯茎摩擦音である。

覚えるポイント

[m]両唇、[dz・ɾ・s]歯茎、[k]軟口蓋。IPAは位置と様式を二軸で読む。

関連問題

23AM07723AM079
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)