24AM077第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

機能性構音障害

小児にみられる「語の音の配列の誤り」として正しい組み合わせはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

「語の音の配列の誤り」は、単音を単独で出せないというより、同じ語内の別の音との位置関係に影響されて音が変化する誤りを指す。「こっぷ→ぽっぷ」は後続する/p/の影響で先行する/k/が/p/へ同化した子音調和の例である。

解説

「こっぷ」には語頭の軟口蓋音/k/と後方の両唇音/p/が含まれる。これが「ぽっぷ」になると、後続の/p/と同じ両唇調音が語頭にも現れ、離れた音どうしの系列的関係によって誤りが生じている。これは語全体の音韻配列に依存する同化・子音調和として捉えられる。他の肢は、語頭子音の省略や、特定子音が別の子音へ置換される例であり、提示された形だけからは同一語内の別音が誤りを誘発したとはいえない。評価では単語間で誤りを比較し、後続音・先行音の環境により変わるかを見る。

選択肢の確認

1.「こっぷ→ぽっぷ」:正しい。後続の両唇音/p/へ語頭/k/が同化し、語内配列に依存した子音調和が起きている。
2.「はっぱ→あっぱ」:誤り。語頭/h/が脱落した省略で、別位置の音との入替え・同化を示さない。
3.「かめら→ためら」:誤り。語頭/k/から/t/への置換で、後続に/t/がなく配列依存の根拠が乏しい。
4.「さかな→たかな」:誤り。語頭/s/を/t/へ変える置換であり、語内の音の影響による調和とは読めない。
5.「てれび→けれび」:誤り。語頭/t/から/k/への置換で、単一音の構音・音韻置換として扱う。

覚えるポイント

省略・置換は一つの音の変化、子音調和は同じ語内の別音に引かれる系列的変化。「どの音が誘因か」を語内で探す。

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