26AM078|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
小児に対して訓練する音の順序を決定する要因として誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
訓練音の順序は、子どもの構音発達、音を作る運動の難しさ、誤りの安定性、刺激を受けたとき正音が出せる被刺激性など臨床所見から決める。保護者の希望だけは音の学習可能性を決める要因ではない。
解説
被刺激性がある音は、模倣・手掛かりで正音が得られ、早期に成功しやすい。発達的に早く獲得され構音操作が単純な音から始める方法もあれば、複数音へ波及しやすい音を選ぶ方法もある。誤りが一貫していれば運動パターンを集中して修正でき、非一貫性が強ければ音韻系列や運動企画を含む別の方針が必要である。保護者の困りごとや生活上の優先度は目標共有に大切だが、「この音から訓練すべき」という専門的順序を単独で決めず、子どもの負担・有用性・評価所見を統合する。
選択肢の確認
1.構音操作の難易度:要因である。簡単な運動から成功を形成する際に用いる。
2.構音発達の順序:要因である。年齢相応性と獲得可能性を判断する。
3.保護者の希望:要因として不適切。希望のみで臨床的な音の順序を決定しない。
4.誤りの一貫性:要因である。訓練法や標的選択の前提となる。
5.被刺激性:要因である。手掛かりで正音が出る音は訓練開始候補になる。
覚えるポイント
訓練順序は発達・難易度・一貫性・被刺激性で判断し、本人の機能的必要性と合わせて決める。