第23回・2021年
23PM085|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
嚥下造影検査が嚥下内視鏡検査よりも有用な評価項目はどれか。
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正解1
正答
(1)
この問題のポイント
嚥下造影検査は側面透視で舌骨・喉頭の上下前後運動を連続観察でき、喉頭挙上障害の定量・時系列評価に優れる。
解説
嚥下造影検査VFは造影剤を含む食塊をX線透視し、口腔準備期から食道入口部通過までを側面・正面像で観察する。骨性指標を基準に舌骨・喉頭の挙上距離、挙上開始時期、食道入口部開大を評価できる。嚥下内視鏡FEESは咽喉頭を直接観察し、唾液貯留、声帯運動、咽頭麻痺のカーテン徴候、感覚低下をベッドサイドで繰り返し確認できるが、嚥下瞬間はwhite-outとなり喉頭挙上全体を側面から測れない。検査は優劣でなく、VFは運動と食塊動態、FEESは粘膜・分泌物・感覚を得意とする相補関係にある。
選択肢の確認
1.「喉頭挙上障害」:喉頭挙上障害はVF側面像で舌骨・喉頭の移動距離とタイミングを追えるため、FEESより評価しやすい。
2.「声門閉鎖不全」:声門閉鎖不全はFEESで発声・息こらえ時の声帯内転を直接観察できる。
3.「カーテン徴候」:カーテン徴候は内視鏡で咽頭後壁の非対称な運動を直接見る評価項目である。
4.「梨状陥凹の唾液残留」:梨状陥凹の唾液残留は着色食を使わなくてもFEESで反復観察しやすい。
5.「咽頭・喉頭の感覚低下」:咽頭・喉頭の感覚低下は内視鏡刺激への反応や分泌物への反応からFEESで評価できる。
覚えるポイント
VF=舌骨喉頭挙上・食道入口部・全期の食塊動態。FEES=声帯・咽頭形態・唾液・感覚を直接観察。
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