24AM085|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
エアロゾル発生リスクが低いのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
エアロゾルは強い呼気、咳、吸引、口腔内操作で発生しやすくなります。頭部挙上訓練は仰臥位で頭を持ち上げる間接嚥下訓練で、気道分泌物を飛散させる操作がないためリスクが低いです。
解説
エアロゾル発生リスクを考えるときは、気道や口腔へ器具を入れるか、咳や強制呼気を誘発するか、唾液・痰を飛散させるかを確認します。排痰訓練と咳嗽訓練では強い呼気流と咳によって微細な粒子が周囲へ拡散します。口腔内吸引は分泌物へ直接触れ、吸引刺激で咳を誘発する可能性があります。口腔ケアも唾液や洗浄水を伴う口腔内操作で飛沫・エアロゾルへの防護が必要です。頭部挙上訓練は舌骨上筋群などの強化を目的として頭部を反復または持続挙上する運動で、通常は発声、咳、口腔内器具操作を伴いません。ただし患者の感染状況や呼吸症状に応じた標準予防策は別途必要です。
選択肢の確認
1.「排痰訓練」は痰を移動・喀出する強い呼気や咳を伴い、エアロゾル発生リスクが高いため誤りです。
2.「口腔内吸引」は分泌物の吸引と咳反射誘発があり、リスクが低いとはいえません。
3.「咳嗽訓練」は意図的に高速呼気を作り微粒子を飛散させるため高リスクです。
4.「口腔ケア」は唾液や洗浄液を扱う口腔内操作であり、飛散への対策が必要です。
5.「頭部挙上訓練」は身体運動が中心で気道操作や強い呼気を伴わないため、最もリスクが低く正しいです。
覚えるポイント
「咳・強制呼気・吸引・口腔内操作」はエアロゾルの合図です。頭部挙上のような非発声・非気道操作の間接訓練は相対的に低リスクです。