24PM086|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
気管吸引について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
気管吸引は下気道へ器具を入れる侵襲的手技であり、手指衛生、個人防護具、清潔なカテーテルなどを用いた清潔操作で感染を防ぐ。低酸素・粘膜損傷を避けるため、必要時に短時間・適切圧・必要最小限の深さで行う。
解説
吸引は痰の貯留、呼吸音、酸素化、咳嗽力などを評価して実施し、固定時刻で機械的に行わない。1回の吸引は通常10〜15秒以内を目安とし、事前・事後に呼吸状態を確認する。成人の吸引圧は施設手順等に従うが、おおむね100〜150 mmHg程度で、500 mmHg以上は強すぎて出血・粘膜損傷を招く。カテーテルは抵抗や咳反射を見ながら必要な位置までとし、30 cm以上という一律の深部挿入は危険である。
選択肢の確認
1.清潔操作:正しい。気道感染を防ぐため、手指衛生と清潔な器材・操作を徹底する。
2.30秒以上:誤り。長時間吸引は低酸素を招くため、1回を短時間にする。
3.3時間ごと:誤り。定時でなく分泌物と呼吸状態から必要性を判断する。
4.500 mmHg以上:誤り。過大な陰圧で粘膜損傷・出血を起こす。
5.30 cm以上挿入:誤り。体格・気管長を無視した深い挿入は損傷や迷走神経反射の危険がある。
覚えるポイント
吸引は「清潔・必要時・短時間・低すぎず高すぎない圧・浅く必要十分」。前後のSpO2、脈拍、呼吸を観察する。