23PM100|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
視覚聴覚二重障害(盲ろう)について誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
盲ろうは視覚障害と聴覚障害が重複した状態だが、その定義が身体障害者福祉法に独立して規定されているわけではない。
解説
盲ろう者は視覚と聴覚の両方に障害があり、一方の感覚で他方を十分補えないため、情報入手・コミュニケーション・移動に固有の困難を持つ。障害の程度、発症時期、先天・後天の組合せに応じ、触手話、指点字、手書き文字、接近手話、補聴機器などを選ぶ。身体障害者福祉法には視覚障害・聴覚障害それぞれの認定基準はあるが、「盲ろう」という独立カテゴリーの定義規定はない。糖尿病では網膜症と聴覚障害が重複し得て、Usher症候群では先天・進行性難聴と網膜色素変性症を伴う。国内人数は調査上およそ14,000人と推計されてきた。法的区分と支援上の概念を分ける。
選択肢の確認
1.「盲ろうの定義は身体障害者福祉法に規定されている。」:盲ろうの独立した定義が身体障害者福祉法に規定されているという説明は誤りである。
2.「触手話は盲ろう者のコミュニケーション手段になる。」:触手話は相手の手話へ手を重ねて動きを触覚で読み取り、盲ろう者の有力な伝達手段となる。
3.「糖尿病は視覚聴覚二重障害を生じる。」:糖尿病は網膜症による視覚障害と難聴が重なることで視覚聴覚二重障害を生じ得る。
4.「我が国の盲ろう者数は約14,000人と推計されている。」:我が国の盲ろう者数は調査に基づき約14,000人と推計されている。
5.「アッシャー症候群は視覚聴覚二重障害を生じる。」:アッシャー症候群は難聴と網膜色素変性症を併せ持ち、代表的な視覚聴覚二重障害を生じる。
覚えるポイント
盲ろうは支援上の独自ニーズを持つが法の独立定義ではない。触手話等を用い、Usherは難聴+網膜色素変性。