23PM099第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴力検査

語音聴力検査の結果を図に示す。正しいのはどれか。(図あり) a.単音節を用いた検査である。 b.音に対する電気的な反応をみた検査である。 c.乳幼児に適した検査である。 d.補聴器の装用には右耳が適する。 e.ロールオーバー現象が確認できる。

23PM099の問題画像
解答・解説を見る

正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

原図は単音節の語音明瞭度曲線で、丸印の耳は高レベルで約65%から40%へ低下するロールオーバーを示す。a・eが正しい。

解説

ローカル原図は横軸が語音聴力レベルdB、縦軸が語音明瞭度%で、レベルを変えて単音節語表の正答率を測った語音弁別・明瞭度検査である。左耳を示す×の曲線は80〜90dB付近で100%へ達するが、右耳を示す○は80dBで約65%を最高として、90dBで約60%、100dBで約40%へ低下する。刺激を強めるとかえって明瞭度が低下するロールオーバーは後迷路性障害を疑う所見である。電気的反応を記録する検査ではなく、被検者の語音応答を採点するため乳幼児には難しい。補聴器装用耳としては最高明瞭度が良好な左耳の方が有利で、右耳が適するとはいえない。

選択肢の確認

1.「a,b」:a,bは、a単音節検査は正しいが、bの電気反応でなく語音を聞き取った行動反応を正答率にする。
2.「a,e」:a,eは、単音節による語音明瞭度検査で、高レベル時の明瞭度低下というロールオーバーを確認できる。
3.「b,c」:b,cは、電気的反応検査ではなく、単音節を再認・応答する必要があるため乳幼児向けでもない。
4.「c,d」:c,dは、乳幼児に適した検査とはいえず、右耳は最高明瞭度が低いため補聴器装用耳として不利である。
5.「d,e」:d,eは、eは正しいが、dの右耳より明瞭度が100%に達する左耳の方が補聴効果を期待しやすい。

覚えるポイント

語音明瞭度曲線は最高明瞭度と高レベル側の低下を見る。強くすると成績が落ちるロールオーバーは後迷路性を疑う。

関連問題

23PM09823PM100
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)