24AM089第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴力検査

低音障害型難聴を検出できないのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

DPOAEは外有毛細胞機能を周波数別にみる他覚検査ですが、測定雑音の影響が大きい低周波数帯の閾値評価には適さず、低音障害型難聴を検出しにくい検査です。

解説

低音障害型難聴を捉えるには、低周波数の刺激に対する反応を周波数特異的に測れる必要があります。ASSRは異なる搬送周波数を変調した刺激への定常反応から、低音を含む周波数別の聴力推定ができます。VRA、遊戯聴力検査、ピープショウ検査は発達段階に合わせた条件づけ聴力検査で、低周波数の純音・震音などを提示すれば低音域の行動閾値を求められます。DPOAEは二つの純音を入力して蝸牛から生じる歪成分を外耳道で記録し、蝸牛外有毛細胞の状態を反映します。しかし低周波数では呼吸、体動、周囲音などの雑音床が高く、一般的な測定条件では信頼できる反応を得にくいため、低音域だけの障害検出には限界があります。またOAEは聴力閾値そのものの測定ではありません。

選択肢の確認

1.「ASSR」は低周波数の搬送周波数を用いて周波数別反応を推定できるため検出可能です。
2.「DPOAE」は低周波数で雑音の影響を受けやすく、低音障害型の検出に適さないため正答です。
3.「VRA」は低音刺激への定位反応を視覚強化して行動閾値を求められるため検出できます。
4.「遊戯聴力検査」は低周波数刺激を課題化して周波数別閾値を測れるため検出できます。
5.「ピープショウ検査」も条件づけ反応を用い、低音を含む周波数別聴力を評価できます。

覚えるポイント

DPOAEは外有毛細胞機能の検査で、低周波数は生理的・環境雑音の影響が大きい領域です。低音閾値はASSRや発達に合う行動聴力検査で確認します。

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