24AM088|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
吃音のある幼児への対応として適切でないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
幼児の吃音対応では、発話を急かさず、伝えたい気持ちを受け止め、家庭の会話負荷を調整します。感情的要求を我慢させることは情緒的緊張を高め、表現の機会を奪うため不適切です。
解説
幼児に吃音があるとき、周囲は「ゆっくり」「もう一度」などと発話方法を直接直すより、内容に注目して話し終わるまで自然に待ちます。大人自身が少し遅い速度で、適度なポーズを入れ、短く理解しやすい語彙・文を使うと、会話の時間圧と処理負荷を下げられます。子どもが喜び、怒り、不安、要求を表現したときは、それを否定せずことばや行動で受け止めることが重要です。我慢を強いると、話すことへの緊張や回避を強め、親子の相互作用にも影響します。対応は吃音だけでなく、子どもの発達、反応、家庭環境に合わせ、保護者へ責任を負わせない形で調整します。大人がモデルとして速度を下げるのであり、子どもへ命令して矯正することとは区別します。
選択肢の確認
1.「話し終わるまで待つ」は、遮らず内容を尊重し時間圧を減らすため適切です。
2.「感情的要求を我慢させる」は、表現を抑え緊張を高めるため不適切で正答です。
3.「簡単な語彙を使用する」は、会話理解と発話計画の負荷を下げる大人側の調整として適切です。
4.「適度にポーズをとりながら応答する」は、ゆとりある会話交替のモデルとなるため適切です。
5.「発話速度を下げる」は、大人が穏やかな速度を示す環境調整として適切です。
覚えるポイント
幼児への対応は「待つ・聞く・大人がゆっくり短く話す・気持ちを受け止める」です。子どもへ流暢性を要求したり感情表現を抑えたりしません。