24PM088第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

吃音

吃音者が流暢になりやすいのはどれか。 a.ささやき声で話す。 b.ゆっくりと話す。 c.はきはきと話す。 d.高い声で話す。 e.大きな声で話す。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

吃音には流暢性促進条件があり、ささやき声や発話速度を落とす条件では吃音が減りやすい。声帯振動や発話運動のタイミング・負荷が通常会話と変わり、音の開始を穏やかにしやすいため、a・bが該当する。

解説

ゆっくり話すと音節間の時間が確保され、呼吸・発声・構音の急な切替や時間圧が減る。ささやきは周期的声帯振動を伴わず、発声開始に関連する緊張やブロックが現れにくくなることがある。ただし、これらは検査・訓練上の促進条件であって、常にささやくよう強制したり、本人の自然なコミュニケーションを損なったりしない。高声、大声、明瞭さを過度に要求することは努力性を高め得る。

選択肢の確認

1.a・b:正しい。ささやきと速度低下はいずれも代表的な流暢性促進条件である。
2.a・e:誤り。ささやきは該当するが、大声は発声努力を増やし得る。
3.b・c:誤り。ゆっくりは該当するが、「はきはき」を強いると緊張が増す場合がある。
4.c・d:誤り。明瞭・高声を求めることは一般的な促進条件でない。
5.d・e:誤り。声の高さ・大きさを上げる組合せは、流暢性を保証しない。

覚えるポイント

流暢性を助ける代表は「ゆっくり・やわらかく開始・時間圧を減らす」。正確さや大声を強制しない。

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