24AM004第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

神経系

人の大脳皮質で誤っているのはどれか。 a.新皮質は6層構造である。 b.後頭葉は古皮質を含む。 c.海馬は新皮質に属する。 d.前頭葉と頭頂葉は中心溝で区分される e.機能単位としてのカラム(柱状構造)を形成する。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

各記述の真偽を先に判定します。a・d・eは正しく、b・cが誤りです。したがって、誤った二つを組み合わせた「b,c」である選択肢3が正答です。

解説

系統発生的に新しい新皮質は基本的に6層構造をもち、知覚・運動・高次認知を担う大脳皮質の大部分を占めます。古皮質は嗅覚系に関連する皮質であり、後頭葉の視覚皮質を古皮質とするのは誤りです。海馬は新皮質ではなく、より古い構造である原皮質に分類されます。肉眼解剖では中心溝が前頭葉の中心前回と頭頂葉の中心後回の境界となります。また、新皮質では皮質表面に垂直な方向に性質の近いニューロン群が並ぶカラム構造が機能単位として認められます。分類名、層構造、脳葉の境界、機能的配列という異なる観点を混ぜずに判定することが重要です。

選択肢の確認

1.「a,b」は、aの新皮質6層は正しい一方、bの後頭葉が古皮質を含むという記述が誤りなので、誤り二つの組合せではありません。
2.「a,e」は、新皮質の6層構造もカラム形成も正しく、選べません。
3.「b,c」は、後頭葉を古皮質とするbと、海馬を新皮質とするcがともに誤りなので正しい組合せです。
4.「c,d」は、cは誤りですが、中心溝が前頭葉と頭頂葉を分けるdは正しいため不適切です。
5.「d,e」は、中心溝による区分とカラム構造のいずれも正しい記述です。

覚えるポイント

新皮質は6層とカラム、海馬は原皮質、嗅覚関連は古皮質です。中心溝は前頭葉と頭頂葉の境界という位置関係も合わせて覚えます。

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