24AM070|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
4歳児の検査として適さないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
検査ごとの適用年齢を確認します。WISC-IVは就学期以降のおおむね5歳からを対象とする児童用知能検査なので、4歳児には適しません。
解説
発達・知能検査は、対象年齢に合わせて課題内容、標準化集団、教示方法が設計されています。PEP-3は自閉スペクトラム症などの子どもの発達特性と行動を把握し、幼児期を対象に含みます。KABC-IIは幼児から青年までを対象とし、認知処理と習得度を評価するため4歳でも実施範囲です。DENVER IIは乳幼児期から就学前までの発達スクリーニングで、個人-社会、微細運動-適応、言語、粗大運動を確認します。田中ビネー知能検査Vも幼児から成人までを広く対象とします。一方、WISC-IVの適用下限は5歳であり、4歳児にその年齢規準を適用できません。年齢外の検査を使うと標準得点の解釈が成立しないため、発達水準だけでなく暦年齢を確認します。
選択肢の確認
1.「PEP-3」は幼児期の発達と行動を評価対象に含むため、4歳児に適用可能です。
2.「KABC-II」は幼児を含む幅広い年齢範囲で認知処理等を評価するため適します。
3.「DENVER II」は乳幼児・就学前児の発達スクリーニングなので4歳児に適します。
4.「WISC-IV」は適用年齢が5歳以降で、4歳児は標準化範囲外なので正答です。
5.「田中ビネー知能検査V」は幼児にも対応する課題と年齢尺度を備えるため適用できます。
覚えるポイント
WISC-IVは5歳以降、4歳では年齢範囲外です。検査選択では目的、暦年齢、発達状態、標準化範囲をすべて確認します。