第24回・2022年

24PM075|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

声帯振動が観察されないのはどれか。

解答・解説を見る

正解4

正答

4

この問題のポイント

心因性失声症では喉頭に声を失うだけの器質的病変がないのに、意図的な発声時に声帯内転・振動が成立せず、ささやき声になる。咳払いや笑いでは声が出ることがあり、機能性・心因性の解離が手掛かりとなる。

解説

声帯結節やポリープでは病変があっても声帯は振動し、左右差や粘膜波の障害として観察される。片側声帯麻痺でも健側声帯は振動し、麻痺側にも受動振動がみられることがある。変声障害でも高い声など不適切な発声様式ではあるが振動自体は存在する。心因性失声では発声企図時に声門閉鎖が得られず、持続的な声帯振動が観察されないことが設問の決め手である。

選択肢の確認

1.変声障害:振動は観察される。主な問題は声の高さや発声様式の移行である。
2.声帯結節:振動はあるが、結節部で閉鎖不全や粘膜波変化が生じる。
3.片側声帯麻痺:振動・粘膜波は程度差を伴って観察され得る。問題は位置・運動・閉鎖である。
4.心因性失声症:正しい。発声時に有効な内転と周期的振動が成立しない。
5.声帯ポリープ:病変による非対称・不規則な振動はあるが、振動が完全にないとは限らない。

覚えるポイント

心因性失声は「話そうとすると声帯振動なし、咳や笑いでは有声音が出ることがある」という解離を見る。

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