25PM009|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
うつ病の特徴について誤っているのはどれか a.女性より男性で生涯有病率が高い b.不安症との合併はまれである c.自殺は男性に多い d.身体疾患を持っている患者では有病率が高い e.朝方に調子が悪いことが多い
解答・解説を見る
正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
誤りはaとbである。うつ病の生涯有病率は一般に女性で高く、不安症との併存もまれではない。c・d・eは疫学・臨床像として妥当である。
解説
大うつ病性障害は女性で男性より多く報告され、ホルモン、心理社会的要因、受診・表出差など複数要因が関与する。不安症との併存は頻繁で、症状重症化、慢性化、自殺リスク、治療選択へ影響する。うつ病自体は女性に多い一方、致死性の高い手段の選択等から自殺死亡は男性で多いという疫学差がある。慢性身体疾患、疼痛、脳血管疾患等をもつ患者ではうつ病有病率が高く、相互に予後へ影響する。メランコリー型などでは朝に気分・活動性が悪く夕方に軽くなる日内変動がみられる。
選択肢の確認
1.「a 男性で高い、b 不安合併はまれ」:正しい。両方が誤りなのでこの組合せを選ぶ。
2.「a,e」:誤り。aは誤りだが、朝方に悪いことが多いeは正しい。
3.「b,c」:誤り。bは誤りだが、自殺死亡が男性に多いcは妥当である。
4.「c,d」:誤り。男性自殺の多さと身体疾患患者での高有病率はいずれも正しい。
5.「d,e」:誤り。身体疾患との併存と朝方悪化はいずれもみられ得る。
覚えるポイント
うつ病有病率は女性に高く、自殺死亡は男性に多い。不安症・身体疾患の併存と朝方悪化も押さえる。