26PM009|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
せん妄のリスク因子でないのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
せん妄は高齢、認知症、重い身体疾患、手術、薬物・アルコール関連で起こりやすく、若年であること自体はリスク因子ではありません。
解説
せん妄は急性に発症し日内変動する注意・意識・認知の障害です。高齢者では脳の予備力が低下し、認知症が最大の素因の一つです。全身麻酔手術、感染、脱水、低酸素、電解質異常、疼痛、睡眠障害、環境変化などの誘発因子が重なると発症します。アルコール多飲では入院後の離脱、薬物依存では中毒・離脱・多剤併用が原因になります。若年者でも重篤な病態や薬物でせん妄は起こりますが、年齢要因としてリスクが高いのは高齢です。認知症の慢性経過と区別し、発症時期、注意障害、変動性を家族から確認します。原因治療、見当識支援、睡眠・感覚環境調整を優先し、身体拘束を最小化します。
選択肢の確認
1.「若年者」は年齢そのものがせん妄リスクではないため正答です。
2.「認知症」は脳予備力低下による強い素因です。
3.「アルコール多飲」は離脱せん妄の危険を高めます。
4.「全身麻酔手術」は侵襲、薬剤、疼痛、環境変化から術後せん妄リスクです。
5.「薬物依存」は中毒・離脱によりせん妄を生じ得ます。
覚えるポイント
せん妄は急性・変動性・注意障害。高齢、認知症、手術、感染、薬物・アルコール、代謝異常を確認し、原因を速やかに治療します。