28PM009|第28回 言語聴覚士国家試験 過去問
不眠症について正しいのはどれか。 a.治療ではまず睡眠薬を使用する。 b.十分な昼寝をして睡眠を補うべきである。 c.寝酒は有効である。 d.日中の活動への影響を伴う。 e.身体疾患が原因の一つである。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
不眠症は夜間症状だけでなく日中機能への支障を伴い、身体疾患も原因となる。治療は原因評価と睡眠衛生・認知行動療法を基本にし、薬物や飲酒へ安易に頼らない。
解説
不眠症では入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠感欠如が適切な睡眠機会にもかかわらず続き、疲労、集中困難、気分変化など日中への影響を伴う。疼痛、呼吸器疾患、甲状腺疾患、むずむず脚など身体疾患も原因となる。治療では生活・環境・併存疾患を評価し、認知行動療法や睡眠衛生指導を優先する。長い昼寝は睡眠圧を弱め、寝酒は後半睡眠を分断し依存も招く。
選択肢の確認
1.「a,b」:誤り。aまず睡眠薬という方針も、b十分な昼寝で補うことも不眠を固定し得る。
2.「a,e」:誤り。e身体疾患は原因となるが、a薬物を常に第一選択にはしない。
3.「b,c」:誤り。長い昼寝とc寝酒はいずれも夜間睡眠の質を悪化させる。
4.「c,d」:誤り。d日中影響は正しいが、cアルコールは有効な治療でない。
5.「d,e」:正しい。不眠症は日中機能障害を伴い、身体疾患が原因・増悪因子となり得る。
覚えるポイント
不眠は夜+昼で診断し、規則的起床、昼寝制限、刺激制御、睡眠制限などを基本に原因治療を行う。