27AM010第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

精神医学

ペンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用として誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

ベンゾジアゼピン系薬のGABA作用から生じる鎮静、記憶障害、筋弛緩、呼吸抑制、長期使用による耐性・依存を理解する。「筋強剛」は筋弛緩と逆である。

解説

ベンゾジアゼピン系抗不安薬はGABA_A受容体に作用して抑制性神経伝達を増強する。そのため抗不安、鎮静・催眠、抗けいれん、筋弛緩作用を示す。副作用には眠気、ふらつき、運動失調、前向性健忘があり、高用量や他の中枢抑制薬との併用では呼吸抑制が問題となる。反復使用では耐性と身体・精神依存が形成され、急な中止で離脱症状を来し得る。筋緊張は低下する方向であり、筋強剛は典型的副作用ではない。

選択肢の確認

1.「耐性」:誤り。長期・反復使用により同じ効果により多い用量が必要となることがある。
2.「健忘」:誤り。服用後の出来事を覚えにくい前向性健忘が知られる。
3.「依存性」:誤り。連用による依存と中止時の不安・不眠・けいれんなどに注意する。
4.「筋強剛」:正しい。薬理作用は筋弛緩であり、筋強剛は通常の副作用ではない。
5.「呼吸抑制」:誤り。過量投与やアルコール・オピオイド併用などで生じ得る。

覚えるポイント

ベンゾジアゼピンはGABA増強による鎮静・健忘・筋弛緩・呼吸抑制と、連用時の耐性・依存を一つの機序で整理する。

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