25PM021|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
正しい組み合わせはどれか a.卵形嚢 ― 上前庭神経 b.球形嚢 ― 下前庭神経 c.後半規管 ― 上前庭神経 d.前半規管 ― 下前庭神経 e.水平半規管 ― 上前庭神経
解答・解説を見る
正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
前庭神経の分枝では、上前庭神経が卵形嚢・前半規管・水平半規管を、下前庭神経が球形嚢・後半規管を主に支配する。a・b・eの組合せ2が正答である。
解説
卵形嚢斑は主に水平直線加速度と頭部傾斜、球形嚢斑は主に垂直直線加速度を検出する。三つの半規管は角加速度を検出するが、末梢神経支配は一様ではない。上前庭神経には卵形嚢神経、前膨大部神経、外側膨大部神経が入り、下前庭神経には球形嚢神経と後膨大部神経が入る。この対応は前庭神経炎の上枝型・下枝型や、温度刺激・vHIT・VEMPの所見分布を理解する基盤になる。器官の上下という名称だけで決めず、後半規管が下枝である例外まで含めて覚える。
選択肢の確認
1.「a,b,c」:誤り。卵形嚢a・球形嚢bは正しいが、後半規管cは下前庭神経支配である。
2.「a,b,e」:正しい。卵形嚢と水平半規管は上枝、球形嚢は下枝である。
3.「a,d,e」:誤り。a・eは正しいが、前半規管dは上前庭神経支配である。
4.「b,c,d」:誤り。bは正しく後半規管は下枝だが、dの前半規管を下枝とする記述が誤り。
5.「c,d,e」:誤り。後半規管cの記述と前半規管dの記述が支配枝と逆である。
覚えるポイント
上前庭神経=卵形嚢・前半規管・水平半規管、下前庭神経=球形嚢・後半規管。「U+A+Hが上、S+Pが下」とまとめる。