25PM066|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
ADHDの不注意症状には、課題の順序づけ、時間管理、持ち物管理など実行機能上の困難が含まれる。「順序立てて活動することが難しい」が正しい。
解説
ADHDは発達水準に不相応な不注意と多動性・衝動性が、複数場面で持続し生活機能へ影響する神経発達障害である。男児の診断・有症率は女児より高く、女児では多動性より不注意優勢が見逃されやすい。症状は小児期に始まるが、診断基準上は3歳以前に限られず、要求水準が上がってから明確になることもある。活動を順番に分けて計画し完遂する難しさは代表的不注意所見である。反響言語はASDや言語発達過程等でみられることはあるが、ADHDの診断特徴ではない。個人差と環境要因を評価する。
選択肢の確認
1.「有症率に男女差なし」:誤り。一般に男児で高く、女児は不注意型が見逃されることもある。
2.「3歳以前に徴候」:誤り。発症は小児期だが、3歳以前を一律条件とはせず、後に明瞭化する場合もある。
3.「女児は多動性優勢が多い」:誤り。女児では相対的に不注意優勢の呈示が多い。
4.「順序立てた活動が難しい」:正しい。計画・整理・時間配分の困難は不注意症状に含まれる。
5.「反響言語を認める」:誤り。ADHD固有の中核症状ではない。
覚えるポイント
ADHDは不注意・多動・衝動性。女児の不注意、実行機能上の整理・順序づけ困難、複数場面での機能障害を見落とさない。