25PM068|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
ワーキングメモリー指標を評価項目に含む検査はどれか
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
WISC-IVは、全検査IQに加えて言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度の4指標を算出する。ワーキングメモリー指標を明示的に含むのは選択肢3である。
解説
WISC-IVのワーキングメモリー指標は、数唱や語音整列などを通じ、聴覚情報を一時保持しながら順序変換・操作する能力を評価する。学習、暗算、複数指示、文章理解などとの関係を検討するが、単一指標だけで診断しない。DN-CASはプランニング・注意・同時処理・継次処理のPASS尺度、KABC-IIは継次・同時・計画・学習・知識等の理論尺度を用いる。WPPSI-IIIは幼児用ウェクスラー検査だが、この版の主要構成にWISC-IVと同名のワーキングメモリー指標を置かない。田中ビネーVも年齢尺度を基礎とし、同指標を算出する検査ではない。
選択肢の確認
1.「DN-CAS」:誤り。PASS理論のプランニング・注意・同時・継次を評価する。
2.「KABC-II」:誤り。記憶を要する課題はあるが、WMIという指標名で構成されない。
3.「WISC-IV」:正しい。ワーキングメモリー指標が4主要指標の一つである。
4.「WPPSI-III」:誤り。この版ではWISC-IVと同じWMIを主要指標として算出しない。
5.「田中ビネーV」:誤り。知能年齢・IQ等を扱い、独立WMIを設けない。
覚えるポイント
WISC-IVの4指標はVCI・PRI・WMI・PSI。検査課題が記憶を使うことと、「ワーキングメモリー指標」を算出することを区別する。