第25回・2023年
25PM072|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
AACの学習プログラムで適切なのはどれか
解答・解説を見る
正解3
正答
(3)
この問題のポイント
AACの記号学習は、既に理解・使用しやすい具体的記号を足場にし、段階的に抽象度の高い目標記号へ移行する。選択肢3が適切である。
解説
AACでは本人の認知、視覚・運動、象徴理解、生活ニーズに合わせ、実物、写真、絵、図記号、文字などから弁別・意味対応しやすい体系を選ぶ。容易な記号で「選ぶと結果が起こる」経験を作り、類似性・カテゴリー・配列を学びながら目標の記号体系へ橋渡しする。学習はスモールステップと十分な反復を用い、理解だけを長期間先行させず、発信して相手や環境を変えられる機会を早期から設ける。語彙は身近で本人が本当に使いたい物・人・活動を優先する。不快回避だけに限定せず、要求、拒否、注目、質問、共有など多様な意図を育てる。
選択肢の確認
1.「スモールステップにとらわれない」:誤り。課題分析し成功可能な小段階で教えることが重要である。
2.「発信より受信を優先」:誤り。機能的な発信機会を早期から確保し、双方向性を育てる。
3.「容易な記号を経て目標記号へ」:正しい。理解可能な表象を足場に抽象度を段階化する。
4.「身近でない未経験語を選ぶ」:誤り。本人に意味と動機のある身近な語彙を優先する。
5.「初期は不快回避行動を優先」:誤り。拒否も重要だが、初期目的をそれだけに限定せず肯定的要求等を含める。
覚えるポイント
AAC導入は「分かる記号・使いたい語・すぐ伝わる結果」。受信訓練だけでなく、生活の中で発信が機能する経験を作る。
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