25PM069|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
KABCーIIの尺度でないのはどれか
解答・解説を見る
正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
KABC-IIのルリア理論モデルでは継次、同時、計画、学習などを尺度化する。「知覚」は独立した尺度名ではないため、選択肢1が正答である。
解説
KABC-IIは、子どもの認知処理と基礎学力を個別に評価し、強みを生かした支援へつなげる。ルリアに基づく尺度には、情報を順番に処理する継次尺度、複数情報を全体関係として統合する同時尺度、問題解決方略を立て制御する計画尺度、新しい対応を記銘・再生する学習尺度がある。理論選択によりCHCモデルで解釈する枠組みもあるが、「知覚」という包括的名称をこの並びの尺度として置かない。視覚的知覚を使う課題が含まれることと、尺度名が知覚であることは別である。
選択肢の確認
1.「知覚」:正しい。課題に知覚処理は必要でも、KABC-IIの独立尺度名には含まれない。
2.「計画」:誤り。方略形成・実行制御をみる計画尺度がある。
3.「学習」:誤り。新しい視覚―名称等の対応を獲得・保持する学習尺度がある。
4.「同時」:誤り。複数要素の空間的・全体的関係を統合する同時尺度である。
5.「継次」:誤り。情報を時間的順序に沿って処理する継次尺度である。
覚えるポイント
KABC-IIは「継次・同時・計画・学習」を軸に覚える。課題で使う一般機能と、正式な尺度名称を混同しない。