第25回・2023年

25PM067|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

初語のない2歳児の評価項目として適切でないのはどれか

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正解2

正答

(2)

この問題のポイント

初語のない2歳児では、前言語的コミュニケーション、象徴・認知、対人関係を評価する。音韻意識は就学前後の読み書き基礎として発達する意識的音操作で、2歳児の初語評価には適さない。

解説

指さしは要求・叙述・共同注意、社会的参照は曖昧な場面で養育者の表情等を手掛かりに行動を調整する能力を示す。見本合わせは対象の同一性・対応づけ、事物の機能的操作はコップで飲む、櫛を使うなど対象概念と象徴発達の基盤を評価できる。これらは語が出る前後の言語発達予測に重要である。音韻意識は語をモーラ・音節・音素へ分けたり抽出・逆転したりするメタ言語能力で、語彙・言語がある程度発達した幼児後期以降に評価する。2歳の無発語児へ求めても発達段階と課題要求が合わない。

選択肢の確認

1.「指さし」:適切。共同注意、意図伝達、語理解の基盤を評価できる。
2.「音韻意識」:不適切で正答。意識的な音韻操作は2歳の初語評価には発達的に早い。
3.「社会的参照」:適切。他者の情動情報を利用する社会的認知をみる。
4.「見本合わせ」:適切。対象の同一性理解や認知的対応づけを評価する。
5.「事物の機能的操作」:適切。対象概念と象徴機能への発達を確認できる。

覚えるポイント

無発語幼児は「指さし・共同注意・模倣・遊び・物の使い方・理解」を先にみる。音韻意識は読み書き獲得に近い後期課題である。

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