25PM077第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声障害

鼻咽腔閉鎖機能の評価法でないのはどれか

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

鼻咽腔閉鎖機能は、軟口蓋と咽頭壁が発話・吹く動作で鼻腔への通路を閉じる働きである。ストロボスコピーは声帯振動を観察する検査で、鼻咽腔閉鎖の評価法ではない。

解説

鼻咽腔内視鏡では鼻腔側から軟口蓋、咽頭側壁・後壁の運動と閉鎖様式、残存間隙を直接観察できる。ナゾメータは口腔・鼻腔から放射される音響エネルギーを別々のマイクで測り、鼻音化率から開鼻声を客観化する。ブローイング検査は吹く動作で口腔圧を保てるか、鼻漏出があるかをみる。セファログラムは側面X線規格写真で軟口蓋長、咽頭腔の深さなど形態的関係を評価する。ストロボスコピーは周期照明によって声帯粘膜波・振幅・閉鎖を見かけ上のスローモーションで観察し、評価部位が喉頭である。

選択肢の確認

1.「鼻咽腔内視鏡」:誤り。発話時の軟口蓋・咽頭壁運動を直接観察できる。
2.「ナゾメータ」:誤り。鼻腔と口腔の音響出力比から鼻音化を評価する。
3.「ストロボスコピー」:正しい。声帯振動の検査であり、鼻咽腔閉鎖機能の評価ではない。
4.「ブローイング検査」:誤り。口腔圧維持と鼻漏出から閉鎖能力をみる。
5.「セファログラム」:誤り。軟口蓋と咽頭腔の形態的距離・比率を評価できる。

覚えるポイント

鼻咽腔閉鎖は「内視鏡=動態、ナゾメータ=音響、ブローイング=圧、セファログラム=形態」。ストロボは声帯粘膜波である。

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