26AM021|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っている組合せはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
半規管は頭部回転による角加速度を検出する。水平半規管は主に水平面の回転を感知し、重力や直線加速度は耳石器である卵形嚢・球形嚢が担うため、2の組合せが誤りである。
解説
半規管では回転開始時に内リンパ流がクプラを偏位させ、有毛細胞活動を変化させる。卵形嚢斑はほぼ水平、球形嚢斑はほぼ垂直に配置され、卵形嚢は水平方向、球形嚢は上下方向の直線加速度・頭位を主に検出する。前庭神経はこれら前庭器からの平衡情報を脳幹・小脳へ運ぶ。内リンパ嚢は内リンパ液の吸収・恒常性に関与する。
選択肢の確認
1.前庭神経―平衡覚伝達:正しい。半規管・耳石器の情報を中枢へ送る。
2.水平半規管―重力感知:誤り。水平回転の角加速度を検出し、重力は耳石器が担う。
3.内リンパ嚢―内リンパ吸収:正しい。内リンパの容量・組成維持に関与する。
4.球形嚢―上下直線加速度:正しい。垂直方向の加速度・重力成分に敏感である。
5.卵形嚢―前後直線加速度:正しい。水平面の直線加速度を主に検出する。
覚えるポイント
回る=半規管、まっすぐ・重力=耳石器。卵形嚢は水平、球形嚢は垂直方向を軸に覚える。