第26回・2024年
26PM020|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
正しいのはどれか。
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正解2
正答
(2)
この問題のポイント
中耳は耳管を介して上咽頭と交通し、鼓室圧を外気圧へ近づけ、分泌物を排出する換気機能をもちます。
解説
鼓膜に直接付着するのはツチ骨柄で、振動はツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨の順に前庭窓へ伝わります。鼓膜とアブミ骨底板の面積比、耳小骨のてこ作用によるインピーダンス整合で、内耳液へ効率よく音を伝えますが、増強はおよそ20〜30dB程度で80dBではありません。大きな音でアブミ骨筋が収縮すると耳小骨連鎖の動きを抑え、低周波を中心に伝達を減弱する音響反射が起こります。鼓膜は外耳側上皮層、中間の線維層、中耳側粘膜層の三層が基本です。耳管換気不全では中耳陰圧から滲出性中耳炎を来し、伝音難聴の原因になります。
選択肢の確認
1.「キヌタ骨は鼓膜に接する」は誤りで、接するのはツチ骨です。
2.「中耳は換気機能を有する」は耳管機能として正しいです。
3.「約80dB増強」は過大で、伝音系利得は約20〜30dBです。
4.「アブミ骨筋収縮で増幅」は誤りで、伝達を抑制します。
5.「鼓膜は2層」は誤りで、基本的に3層です。
覚えるポイント
耳管は換気・排泄・防御、耳小骨はツチ→キヌタ→アブミ。音響反射は伝達抑制、鼓膜は三層です。
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