27AM090|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
滲出性中耳炎と関連しないのはどれか
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
小児滲出性中耳炎は耳管機能不全と関連し、口蓋・顎顔面形態異常やDown症候群で多い。先天性風疹症候群の難聴は主に内耳性で、滲出性中耳炎との特異的関連はない。
解説
口蓋裂やPierre Robin症候群では口蓋帆張筋の走行・機能や顎顔面形態のため耳管換気が障害され、中耳貯留液を生じやすい。Down症候群も狭い上咽頭、耳管形態、筋緊張、アデノイドなどから滲出性中耳炎が高頻度である。CHARGE症候群では頭蓋顔面・耳の形成異常や耳管機能不全を伴い得る。一方、先天性風疹症候群の聴覚障害は蝸牛などの感音難聴が中心で、滲出性中耳炎の代表的関連疾患ではない。
選択肢の確認
1.「口蓋裂」:関連する。口蓋帆筋の異常で嚥下時の耳管開大が不十分となりやすい。
2.「ダウン症候群」:関連する。耳管・上咽頭形態と低筋緊張から中耳換気障害を生じやすい。
3.「CHARGE症候群」:関連する。耳・頭蓋顔面の複合奇形に伴い中耳疾患のリスクがある。
4.「先天性風疹症候群」:関連せず正答。典型的難聴はウイルスによる内耳障害の感音難聴である。
5.「ピエール・ロバン症候群」:関連する。小顎、舌根沈下、口蓋裂を伴い耳管機能が障害されやすい。
覚えるポイント
口蓋裂関連・Down症候群ではOMEを反復しやすく聴力を継続評価する。先天性感染による内耳性難聴とは機序が異なる。