26AM069|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
文字を音に変換する困難さを評価できるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
非語は記憶された単語表象から読めないため、文字列を音韻列へ逐次変換する書記素―音素変換が必要である。非語音読課題は「文字を音に変換する」能力を最も直接に評価する。
解説
実在語は綴り全体を語彙として認識し、語彙経路から発音できるため、文字―音変換が弱くても親密語なら読めることがある。意味を持たない新奇な非語ではこの迂回ができず、各文字と音の対応規則を適用して音列を合成する必要がある。RANは既知刺激を素早く連続命名する自動化・処理速度、音韻意識は音の分解・結合・操作、語彙判断は文字列が単語か判断する語彙アクセス、聴写は音から文字への逆方向変換を含む。
選択肢の確認
1.RAN:誤り。文字音変換そのものより迅速な検索・連続命名をみる。
2.音韻意識:誤り。音韻単位の認識・操作を測るが、文字入力を直接要求しない。
3.語彙判断:誤り。語彙表象の有無を判断し、発音生成は必須でない。
4.非語音読:正しい。語彙に頼れず書記素から音韻への変換を直接要する。
5.単語聴写:誤り。主方向は聞いた音を文字へ変換する処理である。
覚えるポイント
文字→音は非語音読、音→文字は非語聴写。非語を使うと既知単語の丸ごと検索を抑えられる。